TOTOのウォシュレットが動かないときの初期チェックとリセット方法

TOTOのウォシュレットが作動しないからといって、故障とは限りません。まずは慌てずに、次のようなところから確認してみましょう。

電源が入っているか確認

• 電源プラグが抜けていないか
• 停電ではないか
• ブレーカーが落ちていないか
• 漏電遮断器が作動していないか
• 電源プラグの「切」ランプが点灯していないか

ウォシュレットが動かない場合、こうしたことが原因かもしれません。停電であれば復旧を待ち、漏電遮断器が作動している場合は、電力会社や電気工事店に点検を依頼しましょう。なお電源プラグの「切」が点いている場合は「入」ボタンを押せば復旧します。

電源が入らないとき

電源プラグが抜けている、停電が発生している、漏電遮断器が作動しているなど以外のケースで電源が入らないときは、内部の電子部品にトラブルが起こっているかもしれません。内部はうかつに触れると危険ですから、修理業者に点検を依頼してください。

止水栓が開いているか／水が出るか確認

• 工事などによる断水中ではないか
• トイレの止水栓または水道の元栓が閉まっていないか
• 水道の配管が凍結していないか
• 給水タンクからの給水自体が止まっていないか（マンションなど集合住宅の場合）

ウォシュレットの電源は入っているようだが水が出ないという場合、これらを確認してみましょう。トイレの止水栓は、壁または床に取り付けられているのが一般的です。一気に開きすぎるとタンクに勢いよく給水され、水が溢れる場合があります。少しずつ開いて様子を見てください。

リモコンの電池・信号受信の確認

ウォシュレットが動かない原因として、壁リモコンの電池切れも考えられます。パネルに電池交換マークが表示されている場合、または電池マークが点滅している場合は、取扱説明書を見ながら電池交換をしてください。

リセット方法

電源プラグの「入」がリセットボタンになっています。見当たらないときは以下の手順に沿ってリセットしましょう。なお機種により異なる場合があるため取扱説明書もご確認ください。

▼電源プラグでのリセット手順

1. 電源プラグをコンセントから抜く
2. 15〜30秒ほど待ってから電源プラグを差し込む
3. 本体の電源ランプが点灯することを確認

ウォシュレットの動作不良や設定異常時は、リセット操作で改善することがあります。破損など明らかな故障以外のときは、まずはリセットをして再発の有無を確認するとよいでしょう。リセット後は各機能が正常に動作するか確認し、問題なければ時計や温度などを再設定しましょう。

TOTOウォシュレットの故障診断・修理料金の目安

故障なのか一時的な不具合なのか、故障であればリセットで解消できるのか修理が必要か、などを診断するためのポイントをまとめています。

故障診断の方法

TOTO公式サイトで故障診断ができます。症状などを選択するだけなので、簡易的に調べたい方はこちらを利用するとよいでしょう。また同じくTOTO公式サイトの「サポート情報を探す」ページでも、ウォシュレットのトラブルに関するさまざまな情報を入手できます。故障診断やサポート情報で解決しないときは、専門家の点検が必要なため水まわりの修理業者を呼びましょう。

修理料金の目安

• 訪問・点検のみの場合：6,820円～
• ノズルが出ない、吐⽔しない：20,000円〜
• ⽔の温度が冷たい、調整できない：19,000円〜
• 動かない（運転ランプ点灯）：14,000円〜
• 動かない（運転ランプ消灯）：20,000円〜
• 水が漏れる：21,000円〜
• 自動またはリモコンで大小便器洗浄しない：19,000円～
• 便座、便ふたが自動またはリモコンで開閉しない：28,000円～
• 便座または便ふたがゆっくり閉まらない（バタンと倒れる）：13,000円～
• 便座が冷たい：20,000円〜
• 便座の破損：22,000円～
• 便ふたの破損：13,000円～
• 乾燥が動かない・冷たい：18,000円～
• 脱臭が動かない・止まらない：15,000円～

上記は一例ですが、TOTOのサポートセンターに点検・修理を依頼した場合の修理料金の目安です。トイレのタイプ（組み合わせトイレ、一体型トイレ、タンクレストイレ等）によっても変わってきます。

【緊急対応】TOTOウォシュレット故障時の応急処置

ウォシュレットが突然故障して「水が止まらないとき」「水漏れしているとき」などに緊急処置としてできることは、とにかく給水を停止して電源を抜き、原因を特定することです。

以下の手順でまずは止水栓を閉めて給水を停止し、水漏れ箇所などを確認するとともに業者にも点検を依頼してください。なお感電防止のため、必ず手が濡れていない状態で操作してください。

▼応急処置の手順

1. マイナスドライバー等で止水栓を右に回して閉める
2. 電源プラグを抜く（壁スイッチタイプはスイッチを切る）
3. 水漏れなどで床が濡れている場合は、雑巾やタオルで拭き取る
4. 本体裏側・給水ホースの接続部・タンク周辺などを目視確認する

原因が電磁弁やセンサーにある場合、再発の可能性が高いため修理が必要です。原因を特定できない、自分では修理できないときは修理業者を呼んでください。無理に部品を触ったり外したりすることは控えましょう。

TOTOウォシュレットの故障原因と対処方法｜症状・エラーコード別【セルフチェックあり】

TOTOウォシュレットでよくある故障とその原因・対処方法をまとめました。以下の当てはまる項目をチェックしてみてください。

▼知りたい項目にジャンプできます
＞＞ノズルが出てこない／ノズルが戻らない
＞＞ノズルから水が出ない
＞＞ノズルから水が止まらない
＞＞便座が温まらない（冷たい）
＞＞リモコンが反応しない
＞＞便座が勢いよく閉じる
＞＞着座センサーが反応しない
＞＞ボタンが反応しない
＞＞自動開閉が動かない
＞＞ウォシュレット本体から水漏れしている
＞＞洗浄水がぬるい／お湯にならない
＞＞ふたや便座が割れた
＞＞ランプが点滅する／エラーコードが表示された

一つずつ詳しく解説します。

ノズルが出てこない／ノズルが戻らない

• 原因：尿石汚れなどによるノズル伸縮部の詰まり。モーターの不具合、電源供給の問題。一時的なエラー
• チェック：ノズル伸縮部が汚れていないか？「ノズルそうじ」や手動で動くか？
• 対処方法：中性洗剤と使い古しの歯ブラシなどを使ってノズルの汚れを取り除く。本体をリセットする

リモコンの「ノズル洗浄」ボタンを押してノズルが動くかも確認してみましょう。動かない場合はリセットをしてみてください。それでも動かないときは電子部品のトラブルかもしれませんので、修理業者に点検を依頼してください。

「ノズルそうじ」や本体操作部の水勢調節つまみがない場合は「止」を3秒以上押し、ノズルが出たら再度「止」を押して戻るか確認します。いずれを試しても戻らないときは修理業者に点検を依頼しましょう。

ノズルから水が出ない

• 原因：給水関連のトラブル。吐水口やフィルターの詰まり。電磁弁の故障
• チェック：止水栓は開いているか？吐水口やフィルターは詰まっていないか？
• 対処方法：止水栓を反時計回りにまわして開く。ノズルの吐水口を掃除する。給水ホースのフィルターを取り外して掃除をする。本体をリセットする

単に断水中であれば終わるのを待つしかありません。ほかの場所で水を使用中で、給水圧が急に低減したこと（安全機能による停止）などが原因の場合もしばらく待ってから試してみましょう。またリセットも試してみて解決しない場合、または頻繁にこうした症状が見られる場合は故障かもしれません。一度、修理業者に点検を依頼してください。

ノズルから水が止まらない

• 原因：電磁弁の故障、制御基板の不具合
• チェック：本体から異音がしないか？
• 対処方法：止水栓を閉める、本体をリセットする

ノズル使用後も水が流れ続ける場合、電子部品のトラブルが想定されます。一時的な不具合であれば、電源プラグを抜き差しして改善する可能性があります。それでも水が止まらない、または毎回のように水漏れのような症状が出る場合などは故障かもしれません。リセットをしても改善しないときは修理業者に点検を依頼しましょう。

便座が温まらない（冷たい）

• 原因：温度設定が低い・オフになっている。長時間座り続けている。ヒーターの故障。電源供給のトラブル
• チェック：温度設定は問題ないか？
• 対処方法：リモコンで便座温度の設定を確認する。長時間座っている場合は座り直す。電源プラグやブレーカーが正常か確認する。本体をリセットする

電源が入っていない、節電中、温度設定が「切」または「低」になっているなどの原因が考えられます。まずはこれらを確認しましょう。また、20分以上続けて着座していると温度が下がり、1時間を超えるとヒーターが「切」になります。その場合はいったん立ち上がってから再度座って確認してみてください。

電源や設定に問題がなく、リセットをしてみても改善しない場合は、内部の故障かもしれませんので修理業者を呼びましょう。

リモコンが反応しない

• 原因：電池切れ。信号不良。リモコン自体の故障
• チェック：電池残量は十分か？信号を遮蔽しているものはないか？他のボタンは機能するか？
• 対処方法：リモコンの電池を交換する。信号を遮るものがあれば取り除く。リモコンのリセットボタン（あれば）を押すか電源を切り再起動する

ウォシュレットのリモコンが反応しないときは、電池切れや障害物による通信の遮断などを疑いましょう。どちらにも問題がないときはリモコン本体の故障が考えられるため、品番を確認した上でリモコンを買い替えましょう。

便座が勢いよく閉じる

• 原因：ダンパーの摩耗。ヒンジの緩み・故障
• チェック：開く（持ち上げる）動きも軽くなった感じがするか？
• 対処方法：ダンパーが摩耗していたら交換する。ヒンジが緩んでいたらドライバーで締め直す。自動開閉がオンになっている場合は一度オフにして手動で閉じる速度を確認する

バタン！と勢いよく閉じるようになった場合、ソフト閉止ユニットの劣化・故障が考えられます。ヒンジが緩んでいる程度なら締め直せますが、ダンパー（便座や便ふたがゆっくり閉まるよう動きを制御する部品）やヒンジの交換は修理業者に依頼しましょう。

着座センサーが反応しない

• 原因：センサーの汚れ。障害物による通信不良。座る位置の問題。センサー故障
• チェック：センサーが汚れていないか？信号を遮るものはないか？極端に浅く（深く）腰掛けていないか？
• 対処方法：センサーを中性洗剤と柔らかい布で掃除する。遮蔽物があれば取り除く。本体をリセットする

センサーが汚れている、便座カバーなどでセンサーが覆われている、便座に深く腰掛けていないなどの原因が考えられます。センサーは本体操作部の横や着座面の後部などにあります。汚れたりカバーなどで隠れたりしていないか確認しましょう。

センサーに問題がないときはリセットをしてみてください。それでも反応しないときは故障かもしれません。修理業者を呼んで点検してもらいましょう。

ボタンが反応しない

• 原因：リモコンや操作パネルの不具合。基板の故障
• チェック：センサーが汚れていないか？信号を遮るものはないか？他のボタンは問題なく作動するか？
• 対処方法：リモコンの電池を交換する。本体のパネルボタンを柔らかい布でお手入れして再度試す。本体のリセット

単純な原因として停電、電源プラグが抜けている、センサーが汚れている、リモコンの電池が切れているなどが考えられます。一つずつチェックしてみてください。問題がないときは内部の基板に不具合が生じている可能性があります。リセットをしても改善しなければ修理業者に点検を依頼してください。

自動開閉が動かない

• 原因：センサーの汚れ。設定がオフになっている。モーターの不具合
• チェック：センサーが汚れていたり信号が遮られたりしていないか？設定はオンになっているか？
• 対処方法：センサーを柔らかい布で清掃する。信号を遮るものがあれば取り除く。リモコンで自動開閉をオンに設定する。本体のリセット

自動開閉しないときは、センサーが汚れていたり障害物に覆われていたりしないか確認しましょう。リモコンの設定にも問題がないときはリセットをして、それでも開閉しなければ修理業者に点検を依頼してください。

プレミストが出ない（ウォシュレットアプリコットなど）
リモコンの電池切れや電源の入れ忘れ、ノズルや給水フィルターの詰まり、着座センサーの汚れなどが考えられます。また、ウォシュレット本体の故障や、水圧の低下も原因となる場合があります

ウォシュレット本体から水漏れしている

• 原因：本体の破損。パッキンやナットの緩み。水抜き栓の破損・Oリングの劣化。本体内部の故障
• チェック：給水ホースとウォシュレット本体との接続部が緩んでいないか？ウォシュレット本体に破損や亀裂などは見られないか？
• 対処方法：止水栓を閉めて電源プラグを抜き、給水ホースや接続部のナットを点検する。パッキンを交換する

ウォシュレット本体から水漏れする場合、まずは止水栓を閉じて水の流れを止めてください。電源プラグも抜き（濡れている場合は触らずにブレーカーを落としてください）、給水ホースや接続部のナットを点検します。緩んでいればレンチで締めましょう。

このほか接続部のゴムパッキンが劣化している場合は交換が必要です。接続部の緩みを直す程度なら自分でできますが、それ以外は修理業者を呼んでください。電化製品のため分解は危険です。なおウォシュレット本体からの水漏れについては、以下の記事でも詳しく説明しています。

洗浄水がぬるい／お湯にならない

• 原因：温度設定の誤り。連続使用によるお湯不足。温水ヒーターの故障。電源の問題
• チェック：電源は問題ないか？節電タイマーが作動していないか？温度設定は問題ないか？連続使用していないか？
• 対処方法：リモコンの温水温度がオフまたは低に設定されていないか確認（中または高に設定）する。連続使用の心当たりがあればしばらく待つ。いずれも問題がなければ本体をリセット

冬場などの気温が低いときは、お湯を出す準備のため時間がかかっていることが考えられます。少し待ってお湯が出れば問題ありません。それでもお湯が出ない場合は、温度設定がオフになっているか、低くなっているだけということもあります。

なお貯湯タイプのウォシュレットは、連続使用時や節電中といった場合にお湯が出なくなることがあります。いずれも心当たりがない、試しても改善しないときはリセットをしてしばらく待ってからもう一度確認しましょう。それでも解消しなければ修理業者に点検を依頼してください。

ふたや便座が割れた

• 原因：物理的な衝撃。経年劣化による破損
• チェック：明らかな亀裂・破損が見られるか？
• 対処方法：ウォシュレット本体やふたを交換する

踏み台代わりにしてしまった、重いものを載せてしまった、手をつくなどして体重をかけてしまったことなどが考えられます。便ふたのみであれば、自分で交換できる可能性があります。品番を控え、TOTOのホームページで交換かのうかどうか確認しましょう。便座が割れた、または便ふたを自分で交換できないタイプだった場合などは、修理業者を呼びましょう。

▼運転ランプの点滅

• 連続点滅：システム全体の異常、制御基板の故障
• 2回点滅の繰り返し：センサー系統の異常
• 3回点滅の繰り返し：給水系統の異常
• 4回点滅の繰り返し：排水系統の異常
• 5回点滅の繰り返し：電気系統の異常

▼温度調節ランプの表示

• 赤色点滅：過熱保護機能の作動
• 青色点滅：給湯系統の異常
• 交互点滅：温度センサーの故障

▼水勢調節ランプの表示

• 水圧・水勢に関する異常
• 点滅：水圧不足または過圧
• 点灯しない：水圧センサーの故障
• 常時点灯：制御バルブの固着

▼エラーコード（2020年以降の機種）

• E1：給水異常
• E2：排水異常
• E3：温度異常
• E4：センサー異常
• E5：制御系異常
• E6：通信異常

▼エラーコード（2015〜2019年頃の機種）

• LED赤点滅1回：軽微な異常（リセットで復旧できる）
• LED赤点滅2回：中程度の異常（部品交換が必要）
• LED赤点滅3回以上：重大な異常（修理が必要）

修理？買い替え？TOTOウォシュレットの寿命と判断基準

TOTOウォシュレットが故障したときに修理に出すか、買い替えるかの判断基準について解説します。

ウォシュレットの寿命は7〜10年が目安

ウォシュレットは電化製品ですので、長く使うほど劣化します。一般的に7〜10年が寿命といわれており、一般社団法人「日本レストルーム工業会」も、10年以上使用している場合は買い替えを検討するよう促しています。

安全に使用するためにも、7年以上使っているウォシュレットが故障した場合は、買い替えを検討しましょう。新しいウォシュレットのほうが、年間消費電力も少ないため節電にもつながります。

修理をおすすめするケース

• 購入してから数年しか使用していない
• メーカーや販売店の保証期間内
• 修理したほうが安く済む

一方、購入してからまだ数年しか経っていないウォシュレットが故障した場合や、保証期間内で無償または安く修理できる場合などは、修理をおすすめします。

買い替えをおすすめするケース

• 7年以上使用いている
• メーカーや販売店の保証が切れている
• 修理費用が高額

こうしたケースでウォシュレットが故障したときは、買い替えをおすすめします。特に7年以上使用している場合、TOTOの部品供給が終了している可能性があります。部品がなければ修理できませんし、仮に修理できても別の箇所が故障する確率が高いため、買い替えたほうがよいでしょう。

買い替え時の注意点

TOTOウォシュレットの買い替え時は機能（自動開閉・瞬間式・節電機能など）や予算を考慮すると思いますが、それ以外にも重要なポイントとして互換性をチェックしましょう。便器とウォシュレットの品番を照らし合わせれば確認できます。

便器のサイズや形状（レギュラーサイズ・エロンゲートサイズ）によっても取り付け可能なウォシュレットが変わるためご注意ください。また購入前に、設置箇所の寸法（便座の幅や奥行き、電源や給水位置など）を計測しておくと安心です。

TOTOウォシュレットの故障を防ぐためのメンテナンス習慣

TOTOウォシュレットを少しでも長く快適に使用するために心がけたいのがメンテナンスです。故障を防ぐ意味でも大切になるため、以下のようなことを意識しましょう。

ノズル掃除をこまめに

「ノズルそうじ」などのボタンを押して伸出させ、水に濡らして固く絞った柔らかい布で軽く拭きます。汚れがひどいときは、台所用中性洗剤を薄めて布に含ませ、軽く拭き掃除をしましょう。ノズルの先端を引っ張らないなど、丁寧に取り扱うことも大切です。

センサーまわりの清掃と注意点

センサーが汚れていると正常に反応しないことがあります。誤作動の原因にもなりますので、センサー部分のホコリや水はねなどもキレイに拭き取るようにしましょう。便座カバーなどでセンサーを覆わないようにすることも大切です。

リモコンの電池交換と点検

リモコンの液晶表示が薄くなったり反応が悪くなったりしたら電池交換のサインです。ふたを開けて液漏れがないか確認し、端子部分も清掃しましょう。

冬場の凍結対策（寒冷地向け）

長期不在時は水抜き栓を開けて配管内の水を抜いてください。便座暖房を「入」にして内部温度を保つ、トイレ内に小型ヒーターを設置するなども効果的です。凍結した場合は自然解凍を待ちましょう。

定期メンテナンスのポイント

フィルター交換時期

給水フィルターは3〜4年が交換の目安とされています。フィルターが詰まると水勢が低下するといったトラブルが起こりやすくなります。

給水ホースの点検

ウォシュレット本体につながる給水ホースに、亀裂や膨らみ・接続部分の緩みやパッキンの劣化などがないかチェックしましょう。少しでも異常があれば早めの交換をおすすめします。

電源プラグの確認

電源プラグに汚れやサビがないか定期的に確認しましょう。特にコンセントとの接触不良は故障や火災の原因となることがあります。濡れた手で作業することは絶対に避けてください。

故障を招くNG行為

重量物を載せる

便座・便ふたに重いものを載せるのはNGです。本体の破損や内部機器の故障につながるため注意しましょう。雑誌や小物程度でも変形する場合があるため、長時間の放置は避けてください。

強い洗剤を使う

塩素系漂白剤や酸性洗剤の使用は樹脂部品の劣化を招きます。中性洗剤以外は使用せず、研磨剤入りクリーナーも控えるようにしましょう。またアルコール系洗剤も変色の原因になることがあります。

水濡れを放置する

電気部品への水濡れを放置すると漏電や故障の原因となります。お手入れのあとは必ず乾いた布で水分を拭き取ってください。感電を防ぐため濡れた手で触ることはせず、炊事用ゴム手袋なども着用しましょう。

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