たとえポタポタ程度でもキッチンの水漏れを放置してはいけない理由

キッチンまわりで水漏れを発見したら、たとえポタポタ…といった一見軽微な症状であっても、放置せずに原因をしっかり突き止めて対処することが大切です。

カビや害虫が発生する

水まわりはただでさえ湿気が溜まりやすい環境です。水漏れを放置するとさらに湿気が溜まり、濡れた状態が続くことで側板や床板などにカビが生えてしまうおそれがあります。また汚れを含む排水などが漏れていると、害虫の発生にもつながる可能性があります。

階下に浸水し被害が拡大する

見た目には軽微でも、床下で水漏れが拡大していることがあります。放置するとじわじわと浸水が広がり、階下にも被害が及ぶおそれがあります。マンションなどの集合住宅の2階以上にお住まいの方は特に、階下に浸水すれば損害賠償問題にもなりかねないため注意しましょう。

床材などが腐食し修理代が膨らむ

木製の床板や金属の部品などは、濡れた状態が長く続くことで腐食してしまうおそれがあります。床の張替えなど、大がかりな修復作業になるほど修理代も膨らんでしまいます。二次的なトラブルを防ぐためにも、気付いた段階で速やかに対処することが大切です。

水道代が膨らむ

水道料金はトータルの使用量によって1立米あたりの単価が変動するため、数百円になるケースがあります。水漏れは放置していても直ることはありません。早急に修理することをお勧めします。

※参考：上下水道料金のしくみ・計算方法 _ 名古屋市上下水道局

自分でできるキッチンの水漏れ修理は？応急処置にも注意点があります！

キッチンで起こる水漏れトラブルのうち、「ナットの締め直し」または「パッキン交換」でしたら自分で修理できる可能性があります。ただし

• 細かな手作業が苦手
• 工具がない、詳しいことが分からない
• パッキンを買いに行くことが困難
• パッキンの選び方が分からない

などという方は、自分で無理に修理せずに最初から業者を呼んでください。悪化させてしまうと修理代が高くなり、結果として経済的なダメージも大きくなってしまいます。

ナットの締め直し

ナットは部材を結合させるためのパーツです。配管やホースなどの接続部分に使われることが多く、一般的には右に回すと締まります。給排水管などに取り付けられているナットが何らかの原因で緩むと、隙間から水が漏れることがあります。手またはモンキーレンチなどを用意し、右に回してしっかり締め直してください。

パッキン交換

パッキンは配管やホースなどの接続部分を密閉させるためのゴムのようなパーツです。劣化すると硬化して縮んだり亀裂が入ったりして、じわじわ水漏れすることがあります。パッキンが原因であれば、新しいパッキンに交換することで水漏れは止まります。交換方法については、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

止水栓を閉める際は水漏れの悪化に注意

給水管や給湯管から水漏れした場合、応急処置として止水栓を閉める方法があります。ただし以下の注意点があるため、心配な方は止水栓ではなく元栓を閉めることをおすすめします。

業者に修理を依頼したほうがよいキッチンの水漏れ原因

キッチンで起こる水漏れのうち、以下のようなケースは特に、正しい診断と確実な作業が求められます。不慣れな方、少しでも不安な方は最初から業者を呼んでください。

排水トラップ（ワントラップ）の破損・変形等による水漏れ

シンク下と排水管のつなぎ目あたりにある、円筒状のパーツが排水トラップです。お椀のような形からワントラップともいいます。パッキンが劣化した程度なら自分でも交換できますが、熱湯で変形したり亀裂が入ったりした場合などは交換が必要です。

キッチンの排水トラップが原因の水漏れについては、以下の記事で詳しく説明しています。

給排水管やホースの破損・変形等による水漏れ

給排水管やホースが緩んだり外れたりしただけなら自分でも修理できますが、破損したり変形したりしていた場合は交換が必要です。業者に修理を依頼してください。

給水管まわりで発生した水漏れの対処方法などはこちらをご覧ください。

排水まわりで発生した水漏れの対処方法などはこちらをご覧ください。

コーキング（シール）材の劣化による水漏れ

部材や設備の際（きわ）にできるわずかな隙間を埋めるために使われているのが、ゴムのような素材でできたコーキング（シール）材です。経年劣化や傷などで亀裂が入ると、水が漏れてしまうことがあります。コーキング材とガンがあれば打ち直しできますが、慣れていないと古いコーキング材をキレイに剥がせなかったり打ち直せなかったりして、隙間ができて水漏れも直りません。業者を呼んだほうが早くて確実です。

排水管の詰まりが原因の水漏れ

排水管が詰まっていて汚水が滞留すると、接続部分などからじわじわ水が漏れてくることがあります。軽度の詰まりならパイプユニッシュなどで解消できる場合もありますが、水漏れするほどの詰まりの場合は業者を呼んで分解・洗浄をお願いしましょう。

シンク下の床板からの浸水

床下の排水管で重度の詰まりが発生しているか、排水管の劣化などによる亀裂などの原因が考えられます。いずれも床材を剥がすなど、大がかりな作業になる可能性がありますので、やはりプロを呼んでください。

キッチンの床（シンク下と床との隙間）からの浸水

フロアキャビネットと床の隙間から水漏れしている、気づいたらキッチンの床が水浸しになっている、シンク下の床板がブヨブヨになっているなどという場合は、さまざまな原因が考えられます。

目に見えない部分に原因があることも多いため、個人で点検することは困難です。こうしたケースも、迷わずすぐに業者を呼んでください。キッチンの床やシンク下の床板で水漏れのような症状が見られるときの対処方法などは、以下の記事でも詳しく説明しています。

蛇口からの水漏れ

蛇口からポタポタと水が漏れる、蛇口の接続部分から漏れるなどという場合、パッキン交換で済むケースもありますが蛇口本体やカートリッジの交換、シールテープの貼り直しなどが必要なケースもあります。水栓の種類によっても原因や対処方法が変わるため、水道修理業者を呼んで点検してもらいましょう。

シンクの破損による水漏れ

シンクが破損して水漏れにつながっている場合は、シンクごと交換が必要になる可能性があります。それまで被害の拡大を防ぐため、水道修理業者を呼んで応急処置をしてもらいましょう。

ビルトイン食洗機や浄水器まわりからの水漏れ

ホースが外れた、フィルターが詰まったなどであれば自分で直すこともできますが、分岐金具が破損したり、ホース等に亀裂が入ったりして水漏れしていることも考えられます。まずは水道修理業者を呼んで点検を依頼してください。

原因不明の水漏れも業者を呼んでください

どこから水漏れしているのか分からない、ナットを締め直したりパッキンを交換したりしても直らないといった場合は、より詳しく点検する必要がありますので業者を呼んでください。

キッチンの水漏れ修理を業者に依頼した場合の修理代

修理代は水漏れの原因や程度、作業の規模や交換・修理する部品などによって変わります。一般的には、パッキン交換など軽微な修理で数千円〜10,000円程度から、給排水管や蛇口の交換などが入ると30,000円程度からが目安となります。

また、排水管の詰まりなどで分解・洗浄が必要なケースでは50,000円を超えることもあります。詳しい金額は現地調査の上で決まりますので、まずは点検と見積もりを依頼しましょう。当店は相談・出張・見積・深夜早朝割増・キャンセル料すべて0円です！またお支払いには、NP後払い決済をご利用いただけます。今お手持ちがないという方も安心してご依頼ください！

マンションなどで発生した水道の水漏れは誰が責任を負う？

マンションの水漏れは、責任の所在が分かりにくくなることがあります。たとえばキッチンの床が水浸しになった原因が、ほかの部屋で発生した排水管の詰まりということも考えられます。このため、マンションなどで水漏れが発生したときは迅速かつ適切に対処することが大切です。

どこに連絡すればいい？

被害拡大を防ぐため元栓を閉めて水道修理業者を呼びましょう。修理はもちろんですが、それ以外にも危険な場所がないかなど自分で調べるのは困難です。適切に対処するためにも業者を呼んでください。当店は24時間365日受け付けしています。相談・出張・見積・深夜早朝割増・キャンセル料もすべて0円です。

火災保険は使える？

修理費用に火災保険が使えるケースとしては、ほかの階で発生した水漏れによって自宅が被害を被った場合などが考えられます。一方、自宅の水漏れが原因でほかの部屋などに損害を与えてしまったときは、火災保険の「個人賠償責任保険特約」が付帯しているかどうかで大きく変わります。

マンションで水漏れが発生したときの対処方法や責任の所在などは以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

キッチンの水漏れを防ぐ方法・いち早く気づく方法は？

キッチンに限らず水漏れは防ぐのが難しいトラブルですが、日頃からシンク下の目視点検を習慣化したり、塩ビ製の排水管の変形などを防ぐために熱湯を流さないようにしたり、といった工夫は取り入れられます。

また、水道料金が少しでも高いと感じたら、水道メーターをチェックする方法もおすすめです。蛇口をすべて閉めて、水道メーターに取り付けられているパイロット（赤い点がついたボタンのような装置）を見てみましょう。回転していたら水が流れているということなので、水漏れの可能性があります。水道修理業者を呼んで点検を依頼してください。

自分でできる修理は限定的！根本的な原因を調べるためにも業者を呼んでください

キッチンで発生した水漏れに対して自分でできる修理は、ナットの締め直しやパッキンの交換程度など限定的です。床下の排水管などに原因があった場合は気づきにくく、手遅れになると被害も拡大して修理費用が膨らんでしまうこともあります。たとえポタポタ程度の軽微な水漏れだと感じても、一度業者を呼んで徹底的に点検してもらうことをおすすめします。

愛知・静岡・岐阜・三重の
水のトラブル最短30分駆けつけ！

水漏れ･つまり・修理など水のトラブルは、
私たち「水廻りサポートセンター」にご依頼頂けます。

水道トラブル 税込5,500円～！

さらにネット限定 3,000円割引中！

トラブル内容により部品代・処分費が必要となる場合がございます。

お喜び頂いたお客様写真や口コミを多数公開中！
ぜひ一度、私たちの水道トラブルサービスもご検討ください。

サービス内容を見る